ヒノキ花粉のせいか、今年もまた
目が赤くなってしまっている辻野です。
多忙でなかなかブログが更新できていませんが、
ここで一気に更新致しますっ(笑)
2年ぶりのEnjoy!Honda熊本
4月6日〜7日に熊本県のHSR九州で開催された「Enjoy! Honda」に2年ぶりに出演させて頂きました。
「Enjoy! Honda」は全国で開催されているホンダのファン感謝イベント。HSR九州では、サーキットコースを使ったホンダを代表するドライバー&ライダーによるパフォーマンスが大きな見所です。レースアナウンサーとしての役割は、そのパフォーマンスを実況し、モータースポーツの魅力を伝えることです。
今回登場したマシンは・・・
SUPER GTからGT300クラスに参戦する「#34 Modulo Drago Corse」の「ホンダNSX GT3 Evo」!
スーパーフォーミュラの新型「SF19」ホンダエンジンのテストカー!(テストでしかADVANカラーは見られないので九州のファンの方はラッキーでしたね)
そして、MotoGPマシン由来の「RC213V-S」
さらに、モトクロスバイクの「CRF450R」、トライアルバイクも出演しました。
選手たちの驚愕のパフォーマンス
「Enjoy! Honda」HSR九州のモータースポーツパフォーマンスの魅力は、なんと言っても2輪、4輪のレーシングマシンの共演。両方作っているホンダだからこそできるパフォーマンスです。
道上龍選手、大津弘樹選手がドライブしたNSX GT3 Evoはなんとコース上で素早いドライバー交代を披露。そして、小島庸平選手が乗るCRF450Rは盛り土のジャンプ台を使ってビッグジャンプを!さらに小椋藍選手の乗るRC213V-Sもロードゴーイングマシンとは思えない迫力のサウンドを奏でて全開走行!
最後には小島選手のジャンプと、2輪、4輪のマシンが3ワイド(1台空中!)で並走するという演出が恒例になっています。
Enjoy Honda HSR九州、大迫力のHonda Racing パフォーマンスの様子をお届け!!
皆様ご来場まことにありがとうございました♪来週は同じHSR九州で小島庸平選手が参戦する「全日本モトクロス選手権」が開催されます!こちらもチェック!!#エンジョイホンダ2019 #モトクロス pic.twitter.com/ctxJkHxOwv
— Enjoy Honda(エンジョイホンダ) 公式 (@enjoyhonda_info) April 7, 2019
4選手ともにこの演出に参加するのは初めて。金曜日の試走の時にはお互いのタイミングを計るのに苦労している様子でしたが、回を重ねるごとに精度を増し、そしてパフォーマンスがグイグイ向上。こんなほぼブッツケ本番のような状態でもやり切ってしまうのは、さすがプロの選手たちです。改めて尊敬の念が増しました。
福住選手はコースレコード更新!
そして、オートポリス戦のプロモーションを兼ねて来場した福住仁嶺選手はSF19・ホンダテストカーをドライブ。コース幅が狭く、コーナーがタイトなミニサーキットのHSR九州を攻めに攻めてくれました。
そして、福住選手は回を重ねるごとに、タイムを更新し、マクラーレン・ホンダが過去の「Enjoy! Honda」で記録した58秒を上回る54秒台の最速記録を更新するタイムを記録!お客さんからはその攻めの姿勢に大きな拍手が送られていましたね。
福住選手がドライビングしたテストカーは福住選手のDoCoMo Dandelionのマシンとは仕様が違うため、慣れるまでは結構大変だったと思うのですが、彼は素晴らしい走りを見せてくれました。
そして、お昼には福住選手と2人でトークショー。彼が小さな頃(カート時代)から知っているので、プロドライバーとしてトークショーを2人で展開するのは逆に緊張しました(笑)。
本当に立派な選手に成長した福住選手の姿が頼もしく思えた週末でした。九州のファンが増えているといいな!
Moto3 小椋藍選手はこれから楽しみだぞ!
そして、IDEMITSUカラーのRC213V-Sをライディングしたのは今季からMoto3でグランプリにフル参戦中の小椋藍(おぐら・あい)選手。今回は全日本ロードレース選手権の開幕戦、モータースポーツジャパン(お台場)と日程がバッティングしていたこともあり、まだ18歳の若き選手が大抜擢されました。彼は地球の裏側、アルゼンチンのレースを終えて、熊本にやってきたのです。
Moto3(250cc)以上の排気量のバイクに乗ったことがない、と聞いてちょっと心配していましたが、何のことはない。4倍の排気量を持つハイパワーな1000ccのRC213V-Sをすぐに乗りこなし、初めて経験するNSX GT3 Evoとの共演も見事にやってのけました!
この順応性、パフォーマンスを見て、多くの関係者が驚いたと思います。僕ももちろん。
というのも、小椋藍選手のことをまだよく知らない人も多いと思うんですよね。僕も昔、鈴鹿サンデーロードレースで実況で名前を呼んだ記憶がありますが、本人と話したところ、やはりその時代は箸にも棒にもかからない成績でした。一体何がどうやって、Moto3フル参戦まで登りつめたのか。それは彼が「アジア・タレントカップ」で光り輝くものを見せたからなんですね。彼は全日本ロードレースにも参戦経験なし。家族メンテの体制以外、いわゆるレーシングチームに所属したことがない、「アジア・タレントカップ」生え抜きの選手なんです。
1000ccのバイクを手懐けてしまったパフォーマンスで確信しました。彼が物凄いポテンシャルを持ったライダーであることは一目瞭然。なぜ、「Enjoy!Honda」でこのパフォーマンスに起用されたか、その理由が分かりましたね。ホンダ関係者やアルベルト・プーチさん、青山博一監督がその可能性を見出し、ダイヤの原石として育てようということなんですね。高い評価を受けているのも納得でした。
実際、今季もカタールGPではトップ争いに加わっていますし、今後の活躍がとても楽しみな選手です。九州の皆さんはとても貴重なものが見れましたね!彼はそのうち、勝ちますよ。
アメリカGPも初コースだけど、頑張って!!
馬料理も堪能した熊本!
そんなこんなで天気も良くて大成功だった「Enjoy! Honda」でしたが、HSR九州の皆さんも、オートポリスやHSR九州でアナウンスしている林原真希さんもみんな楽しい方ばかりで、僕自身もイベントを楽しみました。
林原さんにはインディカーの実況練習にも付き合って頂き、感謝です!!
熊本って本当にいいところ。
熊本では前入りして観光もでき、馬刺しなど馬料理も堪能できましたよ。毎回、連れてっていただいてる大津町の「馬勝蔵」の料理は天にも昇る美味しさ。なんとミシュランガイドにも載ったそうです!!
そして、熊本城では素晴らしい桜も鑑賞できて大満足な熊本でのお仕事でした。
次回、「Enjoy! Honda」は鈴鹿サーキットでの開催(鈴鹿2&4併催)ですので、ぜひご来場ください!!
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