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ル・マン24時間を2輪、4輪、両方実況しました!

お仕事ブログ
ルマン24時間レース フィニッシュパート

皆さんお元気ですか?

最近は五月病に加えて四月病というのもあるそうで。。。

春は環境が変わることが多いですから、メンタル面では負担がかかりそうな季節ですが、僕らフリーランスはそうも言ってられません。いわば一人親方なのでメンタルをやられてしまうと仕事になりませんので死活問題です。

だから、そうならないように人生の色んなことを楽しむようにしています。

周りがどう言おうが思おうが、まずは自分が楽しむこと

そこに重きを置いてやっていくと人生楽しいですよ。

とはいえ、先週は「出演情報」のブログすら更新できず。。。時間がありませんでした。。。週末にチョロチョロっと働いているだけと思われがちなレースアナウンサー。意外と忙しいんですよっ(笑)

お仕事のご報告から。。。

4月第3週は第1週の「Enjoy Honda 熊本 → インディカー」に続き、またもダブルヘッダーでした。

鈴鹿2&4レースでJSB1000を実況

4月20日(土)、21日(日)に鈴鹿サーキットで開催された「NGKスパークプラグ・鈴鹿2&4レース」で、2輪の最高峰、全日本ロードレース選手権・JSB1000クラスの実況を担当しました。

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース

毎回、鈴鹿では実況させて頂いている JSB1000ですが、トータルで見るとワンパターンな展開が続いていました。ヤマハの中須賀選手がバトルに加わって抜きつ抜かれつしながらも、最後には抜け出して一人旅に入って行くという。それだけヤマハの中須賀選手が強かったわけですね。

しかし、この週末は完全に形成が逆転。昨年からワークス体制になったホンダの高橋巧選手が前人未到の2分3秒台をマークするスーパーラップを刻み、レースでも独走。いやはや、あっぱれなホンダワークスの2連勝。誰も手のつけようがない速さでした!!

高橋巧選手(Team HRC)

そして実況していて面白かったのがレース1の2番手争い、レース2の2番手、3番手争い。コース上で繰り広げられたスーパーバトルは実況のしがいがありました。渡辺一樹選手のヨシムラでの表彰台、水野涼選手の表彰台をかけた猛プッシュなど、鈴鹿8耐に向けて色んな要素が見えた面白いレースでしたね。しかしながら、ホンダワークスさん、急に速くなりすぎっ!

夜は2輪のルマン24時間で実況

日曜日のJSB1000・レース2の実況が終わってから、僕は新幹線に乗って、東京の日本テレビへGO!  日本初の生放送、しかもいきなり24時間・完全生中継となった「FIM世界耐久選手権(EWC)/第2戦ル・マン24時間レース」の実況のためです。

日本テレビさんとは昨年夏に「鈴鹿8耐」のダイジェスト版の実況付けに携わらせて頂いたのが始まりでして、まだ一緒に仕事をさせて頂いてから1年未満です。それ以降、日本テレビがEWCの放映権を獲得し、鈴鹿8耐のホスト局になったことを機に、EWCのダイジェスト収録に呼んで頂きました。

FIM世界耐久選手権のダイジェスト放送の収録風景。北川圭一さんと。

実はその中で今年の「ル・マン24時間」(2輪)を生放送するという話が上がりましたが、僕はあまりに現実的でないと感じ、「スタートとゴールの4時間ずつくらいで充分ではないかと思いますよ」と勝手な意見を述べた記憶があります。だって、「ル・マン24時間」(4輪)もJ SPORTSさんで2017年から実況させて頂いてますが、4輪ですら24時間・完全生放送では間を繋ぐのはかなり大変。解説の方の知識、実体験に基づくエピソードがあって成り立つし、何事も起こらない時間も多いため、アナウンサーは勉強を積んでおく必要があります。

ましてや、「ル・マン24時間」(2輪)は日本で一度も放送されたことがないレースなので、出た人、取材した人、知識がある人はごく限られるのです。

まぁそんな時こそ、2017年に自費で「ル・マン24時間」(2輪)の取材に行った僕の出番だろうと勝手に意気込んでいましたが、2019年のスケジュールが発表され、鈴鹿2&4レースと日程が被って、はい、スケジュールアウト〜(笑)。。。

自費で取材した2017年ルマン

その後、生放送の話も聞こえてこなくなり、もう無いのかなと思っていました。無いものだと思って3月の「モースポフェス SUZUKA」はル・マンのコンテンツを喋っていました。ちょうど1ヶ月前くらいでしょうか、プロデューサーから「もし可能ならJSB1000の後、最後のフィニッシュパートだけでも辻野さん、喋ってもらえませんか?」とオファーを頂きました。

嬉しかったですね、本当に。鈴鹿のイベントを途中で抜け出すことになるので、駄目元で相談させてもらったところ、様々な調整をして頂き、ダブルヘッダー実況の実現に至りました。鈴鹿サーキットの関係者の方には本当に感謝していますし、後輩にも急に負担をかけることになりましたので、僕ができる恩返しは、番組を見たお客さんが「鈴鹿8耐」を見に来るキッカケを作ること。だから、それができるようにJSB1000場内実況とのダブルヘッダーに集中しました。

Yahoo!ニュースに書いた記事も大きな反響を頂きました。ちょっとビックリしたのですが、アクセス数がインディカーの佐藤琢磨選手の記事を上回るという反響の大きさでした。

日本初!2輪の「ル・マン24時間レース」完全生中継が実現。日本チーム、TSRの連覇なるか?(辻野ヒロシ) - Yahoo!ニュース
日本テレビ放送網が「日テレG+(ジータス)」や「BS日テレ」などグループのプラットフォームを使って「ル・マン24時間」を完全生中継する。日本チーム、TSRが優勝した昨年の再現なるか?見所をご紹介する。

 

24時間放送したことに感謝!

それだけ大きな反響があるだけに、スタッフの皆さんのプレッシャーは並大抵のものではなかったと思います。まず25.5時間分のスタッフや出演者のスケジューリング、食事や宿泊の準備、調整ごとなど事前の準備も大変だったと想像します。

スタジオカットをテレビで見ると

FIM EWCはまだまだフランスのローカル色が色濃い選手権ですから、どういう切り口で喋るかというのも迷いました。どこまでマニアックな話をしていいのかも含めて。現場を見てきた経験がある人間だけに2時間で違いを出さなきゃいけないというプレッシャーもありました。

だからこそ、色々調べて研究しましたが、、、

結果、10%もその知識を披露するまでもなく2時間のレース実況は終わりました(笑)

解説の井筒仁康さん、辻本聡さんと

でも、その終わり方が劇的だった。常にトップ争いを24時間してきた#11 SRC KAWASAKIと最後はギリギリ燃料が足りないかもしれない#111 Honda Endurance Racingの一騎打ちに。コース上でのオーバーテイクが期待された残り15分でなんとセーフティカー導入。24時間まであと10分を切ったところで、リスタートし、トップ入れ替わり。24時間戦ってきて、このドッグファイト!というテレビ的にも最高の締めくくりになりました。

いや、本当に、歴史に残る名レースでした。

局入りした時はスタッフの方もかなり疲労が見て取れましたが、終わったあとはみんな満面の笑みになりましたね。あの最後の素晴らしいバトル、劇的なドラマは「ル・マン24時間」(2輪)を企画し、完全生中継を実現に導いた皆さんへの最高のプレゼントだったような気がします。日本のTSRとトリックスターはちょっと残念な結果になりましたけどね。。。

鶴田竜二監督(2017年)

残念な結果になろうとも、そこに至るまでのプロセスを含めて伝えることができるのが、24時間レース生中継の良さでもあります。僕は最後の2時間を喋っただけにすぎませんが、自宅で見ている時間も一人の視聴者として楽しめたし、いきなり24時間やるぞ!!と挑戦した日テレさんはお世辞抜きにすごいと思いましたね。

さすがMotoGPをずっと生放送しているテレビ局、スタッフですよ。モータースポーツを愛する人間としては、こういう方々の努力に改めて敬意を表したいですし、情熱ある方がいらっしゃる限り、日本のモータースポーツの未来は明るいのではないかと感じました。

スタッフの皆さんもお疲れ様でした!

2輪・4輪両方のルマンを喋った人に

こうして無事にオンエアは終わり、僕は2輪と4輪の「ル・マン24時間」に両方行ったアナウンサー、という肩書きから、2輪と4輪の「ル・マン24時間」の両方で実況したアナウンサーになることができました。今のところ、日本で唯一ですね!(笑)

2013年に「ル・マン24時間」(4輪)を取材し、2017年に「ル・マン24時間」(2輪)を取材、「ル・マン24時間」(4輪)を現地スタジオから実況。そして今回の「ル・マン24時間」(2輪)の初の生中継の実況、とここ最近の僕は「ル・マン24時間」との不思議な縁を感じてしまうのです。

ルマンウイナーの走行

おそらく今年も「ル・マン24時間」(4輪)にはなんらかの形で携わらせていただけると信じていますし、せっかく2輪と4輪の「ル・マン24時間」が両方、完全生中継される時代になったのだから、これがずっと続いて行くように、どちらの放送も自分が関われる限り、頑張って行きたいと思います!

フランス、ル・マン

ここは僕にとって大切な場所になりました。

 

 

 

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