ありがたいことに多忙につき、
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ごめんなさい。。。
先日、富士スピードウェイの一大イベント
「富士SUPER TEC 24時間レース」で実況させて頂きました。
富士スピードウェイで実況デビュー
以前の記事でも書いた通り、6/1-2に富士スピードウェイで開催されたスーパー耐久「富士SUPER TEC 24時間レース」に場内実況アナウンサー(J SPORTSでも放送)としてデビューさせて頂きました。
日本で唯一の24時間レースということで、このレースに携わらせていただけること自体が本当に大きな喜びでした。富士スピードウェイの皆さんやアナウンサーの皆さん、スタッフの皆さんにも献身的にサポートして頂き、本当に感謝しています。
いわばルーキーであるにも関わらず、全体の3割近い7時間もの実況パートを任せて頂きました。その分、失敗できないというプレッシャーはかなりありましたが、皆さんのおかげで何とか乗り切ることができたという感じですね。
解説には関谷正徳さん、小倉重徳さん、ロニー・クインタレッリ選手、平手晃平選手、そしてレース中のレーシングドライバーの皆さんをお迎え。長いレースですから、解説の皆さんとの余談トークも楽しかったなぁ。
金曜日の夜には富士のレギュラーアナウンサーの皆さんと、レース関係者の間で有名な「太龍ラーメン」にも行きました。
アナウンサーがお互いに協力し合って一つの放送を作り出す、富士スピードウェイの放送室の雰囲気は昔を思い出す素晴らしい雰囲気でした。
富士の実況席
富士スピードウェイの実況席はグランドスタンドの向かい、ピットビルの2階にあります。実況席は一段高いところにあって、とても見晴らしが良いです。しかしながら、スタンド側に放送室があるサーキットとは違い、富士はコースのイン側に実況席があるため、目視で確認できるところは限られています。
今回はJ SPORTSのカメラが常に映像を出してくださっていたので、全く問題なく実況することができましたが、イン側実況席はなかなか慣れません。でも、アナウンサーにとって頼りになる設備が数年前に追加されています。高感度でクリアな監視カメラのモニターがたくさん天井から釣られていて、どこで何が起こっているかを画面が切り替わらなくても確認することができます。これはアナウンサーにとって、本当にありがたい設備です。
きっとアナウンサーからのフィードバックやリクエストを受けて、その部分に投資をしてくださっているということですね。素晴らしいと感じました。
タイミングシステムも今年から新しくなり、黒ベースの字が認識しやすい画面に変わりましたし、実況してみると、非常に喋りやすいタイミングシステムであることも分かりました。放送室の設備の充実はアナウンスにも大きく影響してきますから、富士の放送室にはとてもやりやすい印象を持ちました。またチャンスがあれば、実況したい放送室ですね。
普段のレースとは違う雰囲気
スタートはグリッドに行き、しばらくはコースサイドにて僕もレースの雰囲気を楽しんでいました。これがまた良い雰囲気だったんですよ。ダンロップコーナーからGRスープラコーナーにかけてはキャンプサイトが作られていて、お客さんがバーベキューを楽しんでいましたね。
そして、コールマンのテントを利用して、そのまま購入して持って帰ることができるサービスも今までの日本のサーキットにはないもので、目から鱗でした。アメリカっぽい!
実況席はサーキットの中で最も多くのインフォメーションが得られる場所なので、常にレースを追いかけることができるのですが、コースサイドはそうもいかない。でも、さすがに長い24時間レースですから、ずーっとレースを追いかけるだけでなく、友人やその場で知り合った仲間と語り合う空間があるって言うのは素晴らしいなと感じましたね。
今やお客さんのニーズも多様化していますし、富士24時間はレースよりもキャンプ、アウトドアが主目的のお客さんもたくさんいらっしゃっているとのこと。色んな目的があって良いのだと改めて思いました。
観衆は1万6000人で、数字を聞くと少ないと感じるかもしれませんが、お客さんの数は増えていますし、キャンプしながら、語り合いながら楽しむレースって何だかヨーロッパやアメリカっぽくて良いなと思います。レースをガッツリ、レースクイーンのお姉さんをガッツリって言う人ももちろん良いと思いますが、何かわかんないけど、ここ来ると楽しいって感じる人が増えれば、日本のモータースポーツも文化として根付いていくのではないかと感じました。
僕らは仕事ですから、お客さんのためにちゃんとやらないといけないけど、お客さんはせっかくの休日を使ってお越しになっているのですから、心からリラックスできて、楽しいって思える空間づくりを意識していかなくてはならないなと感じました。
本当にいろんなことを勉強させていただいた富士24時間レース
スケジュールが合えば来年も携わらせていただきたいですね。
素晴らしいレースイベントに出会いました。
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