今週末はF1がオーストラリアGPで開幕し、
岡山国際サーキットでSUPER GTの合同テストが開催され、
愛知県で新城ラリーも開催されるなど、
モータースポーツファンにとっては忙しい週末ですね!
もう一つ!!
FIA WEC(世界耐久選手権)も
忘れないでくださいね〜!
J SPORTSの生中継で実況を担当します。
4ヶ月ぶりにWEC再開!
WECは2018年〜19年にかけて年をまたいで開催される「スーパーシーズン」の真っ只中で、まだ昨年から続くシーズンの途中です。11月の上海国際サーキットでの6時間レース以来、約4ヶ月ぶりにWECが再開します。
第6戦の舞台はアメリカ合衆国。スポーツカー耐久レースの聖地としておなじみのフロリダ州、セブリングです。
「セブリング12時間」というレースの名前はコアなモータースポーツファンなら聞いたことがあるかもしれませんね。このレースはサーキットの一部が空港の滑走路(だった場所)という特殊なサーキットで、実は1952年に始まっている伝統の耐久レースなのです。
過去にはIMSAのレースで、ニッサンやトヨタがGTPというアメリカ式プロトタイプカーのクラスで優勝を飾ったことがありますので、90年代からモータースポーツを追いかけているファンの方はご存知でしょう。(結構マニアックかな?)
WECがシリーズ化される前の2000年代にはアメリカン・ル・マンシリーズの開幕戦として開催され、アウディR8やアウディR10 TDIなどが優勝したことでも知られています。ですが、日本でテレビ中継されたことはおそらく無いと思うので、見たことある人は少ないかもしれません。
前置きが長くなりました。
はい。実は、、、
今回のWECは「セブリング12時間耐久」とは別のレースとして開催されます。
セブリング1000マイル
今年のセブリングはWEC(世界耐久選手権)とIMSA(イムサ=ウェザーテックスポーツカーシリーズ)の併催という「耐久レース」の2本立てという、ちょっとアンビリーバブルなイベント。
現地時間・金曜日の午後4時にWECのレースがスタートしますが、WECは通常の6時間レースとは違い、「セブリング1000マイルレース」として開催されます。走行距離は1000マイル=約1600km。SUPER GTの富士500マイルレースが2レース分になった長さです。
ル・マンに比べたらなんてことはない長さですが、セブリングは大きな難点が。。。先ほど述べたように、空港の滑走路だった部分も使うレーシングコースのため、路面がツギハギ状態で、恐ろしいほどにバンピーなんです。もちろん、ル・マンも公道区間がほとんどですからバンピーな路面はWECのチーム&マシンには慣れっこだと思いますが、クルマのハネ具合はちょっと尋常ではありません。そしてコース幅はめちゃくちゃ狭い。。。オーバーテイクも容易ではありません。
さらに、夕方4時スタートということで半分以上は夜の時間(最大8時間のレース)という、まぁ色々とありそうなフォーマットになっています。しかも、ピットはNASCARやインディカー、デイトナ24時間で見られるアメリカ式なので、大掛かりな作業が必要な時はパドックへとマシンを戻して修復しなくてはならないのです。凄まじいサバイバル合戦になりそうな気がします。
ワールドチャンピオンを狙うToyota Gazoo Racingは無事に走りきることができるでしょうか??
土曜日の早朝から8耐だ!!
WECの「セブリング1000マイルレース」は3月16日(土曜日)の早朝から午後1時過ぎまでぶっ通しで、J SPORTSで生中継されます。
実況陣、解説陣も早起きしての耐久レースに(笑)
僕はレース終盤の3時間を実況する予定ですが、あまりに待機時間が長いので、途中で解説者としても喋らせていただくことになりました。解説として喋るのは初めての経験なので、どこまでやれるかは未知数ですが、頑張りたいと思います。
※写真は8月のシルバーストーン6時間の中継の時のものです。
なかなかの長丁場ですが、WEC「セブリング1000マイル」を走った後、日曜日のIMSA「セブリング12時間」に出場するというダブルエントリーのドライバーも多数。金、土で20時間耐久というドライバーもいるわけですから、シンドイとか言ってられませんね!
土曜日の朝、自宅の方は「J SPORTS」で、外出中の方は「J SPORTS オンデマンド」でぜひお楽しみください!!
オンエア時間は3月16日(土曜日)午前04:30~午後01:30です。
よろしくお願いします。
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